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なぜ、今、観光学なのか

日本の観光産業は、まだこれから

今世紀、観光は世界的に重要な産業になったが 日本の観光産業への取り組みは、まだこれから。

世界で最初の観光ブームは、イギリスが世界の海を支配した1860年代といわれています。富裕層が旅に出て、その頃、旅行鞄のメーカーとしてルイ・ヴィトンが生まれました。それから150年近く経ち、観光は、産業として世界各国において重要な位置を占めています。

「外国人旅行者受入数の国際ランキング (平成16年)」(「平成18年版観光白書」より)

今や、観光関連産業に就業している人は、欧米は人口の10%を超えています。ところが、一方の日本では、わずか6%に過ぎません。また、観光産業の活性化に取り組む各国の観光競争力のランキングでも現段階では124ヶ国中25位となっています。これは、各国の観光政策や交通インフラ、観光資源など13分野に関する統計やアンケート調査結果をまとめたもので、世界で最も旅行・観光の発展に適した国はスイスで、欧米などの先進国も上位を占めていました。そして外国人旅行者数も日本は30位に止まっています。日本の観光産業はまだこれからというイメージなのです。

「ビジット・ジャパン・キャンペーン」で訪日外国人を増倍させる!

内閣府「日本21世紀ビジョン」(2005年4月)より

そんな中で日本は観光立国宣言をしました。年間予算30億円を計上して、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を展開、訪日外国人旅行者を2010年には1,000万人に倍増させるなどの取り組みをしています。これから観光は市場拡大し、雇用も創出されると大いに期待されています。

また、地域格差や、地方における人口減少の問題解決にも観光は大きな役割を担っています。安倍首相の'06年9月の所信表明演説では「地方の活力なくして国の活力なし、知恵と工夫にあふれた地方の実現」をアピールしていたように、まさに観光は地域活性化のキーワードになっているのです。

このように観光は21世紀の基幹産業として期待されています。その期待を実現する上で最も急がれる問題が、本格的な観光の専門家の育成です。

必要なのは、観光産業のリーダーとなる人材

次の文章は、社団法人関西経済連合会の文化・観光委員会による提言です。

「観光産業の将来性は大きく、わが国の経済の主幹産業のひとつとして期待でき、その担い手である人材の育成は重要な課題である。観光産業に従事する人材には、ホスピタリティ・マインドに加え、広範な専門知識が求められる。(中略)現在、関西の大学における観光学部開設は1つしかなく、今後予想される人材需要の増大を考えれば、関西における観光学部開設は喫緊の課題である」

日本の基幹産業の1つとして期待される観光産業、これを担う優秀な人材の育成は、産業界においても重要な課題となっており、大学がその育成の場として期待されています。

歴史的な観光都市である神戸の表玄関で生きた観光を学ぶ!

本学が位置するポートアイランドは、歴史的な観光都市である神戸の表玄関です。神戸空港や神戸港に隣接し、神戸市の中心地である三宮から、大学の最寄り駅まで9分という立地にあります。まさに生きた観光を学ぶのに、最高のロケーションであるといえるでしょう。また、ポートアイランドには本学を含めて4大学が設立され、まさに学園都市として生まれ変わります。

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